ことばは、完成を目指さなくていい

――間違いながら話す勇気を育てるということ


言葉を学ぶとき、多くの人が「間違えてはいけない」と思い込んでしまいます。

正しく話さなければ伝わらない。恥ずかしい。笑われたらどうしよう。

そんな不安が、口を閉じさせてしまうことがあります。


でも、本当にことばは、正しく使うためだけにあるのでしょうか?


私が大切にしているのは、「話そうとする気持ち」です。

どんなにたどたどしくても、言葉が少なくても、

「伝えたい」という思いがそこにあれば、それはもう立派なことばです。


間違ってもいい。間違いこそが、学びのスタートラインです。

言葉は、完成させるための道具ではなく、つながるための橋なのです。


私は、学習者が安心して間違えられる場をつくりたい。

「話してもいい」「自分のままでいい」と思える空気を、

その人の「今」と「これから」を信じて、丁寧に育てていきたい。


ことばは、完成を目指さなくていい。

むしろ未完成だからこそ、人と人は、もっと近づけるのだと思います。

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