柄の願い

雪輪

長い冬のあとに、実りの年を。

01

由来

雪の結晶を、六つの小さなくぼみをもつやわらかな輪で描いた柄です。深い雪は、とけて田畑をうるおします。そのため雪は、よい実りの年のしるしと読まれてきました。輪の中に小さな柄を抱くことも多く、夏の着物には涼しさを呼ぶ柄として用いられてきたといわれます。

02

帯の上では

帯の上では、雪輪が地に散らされることが多く、輪郭だけのときも、中に花を抱くときもあります。ここでは生成りに朱と金で、鶴と梅のあいだに雪輪が舞う一枚です。

03

贈るなら

自分の長い冬を過ごしている人へ、そのあとの春を願って。実りの年や、待ちつづけた結果を祝う贈り物にも。

持ち帰る言葉

雪は豊年の瑞(しるし)

雪の多い年は、実りの多い年になる。昔から言い伝えられてきた言葉です。