橘
01
由来
橘は古くからの日本の柑橘で、柄では、葉と丸い実を組み合わせて描きます。いつも緑の葉、初夏に香る白い花、黄金の玉のような実と、実も花も葉も愛でられ、古い歌には、枝に霜が降りても緑を保つ木と詠まれました。天皇の命で、長寿と幸福の理想の国である常世の国へ遣わされた人が、時を定めず香る木の実を持ち帰り、それが橘だと伝えられています。京都御所の紫宸殿の前には、桜と並んで右近の橘が植えられてきました。
02
帯の上では
立涌に橘の実と葉と花を収め、若い女性の幸せを願った盛装の袋帯もあります。桐と合わせた橘は、典型的なめでたい柄として丸帯に織られます。桜や藤とともに散らせば、晩春から初夏にかけて締める帯になり、橘の柄では、花と実を一緒に描くのが常とされます。
03
贈るなら
長寿のお祝いや結婚、花の咲く初夏の誕生日に。いつまでも健やかで、みずみずしくいてほしい人へ。
持ち帰る言葉
常世花(とこよばな)
橘の別名です。長寿と幸福の理想の国、常世の国のしるしとされたことから。
二つの問い
橘の柄にはどんな意味がありますか。
霜が降りても緑のまま、長く健やかに。長寿のお祝いや結婚、花の咲く初夏の誕生日に。
橘の柄はどこから来ましたか。
橘は古くからの日本の柑橘で、柄では、葉と丸い実を組み合わせて描きます。いつも緑の葉、初夏に香る白い花、黄金の玉のような実と、実も花も葉も愛でられ、古い歌には、枝に霜が降りても緑を保つ木と詠まれました。

