兎

柄の願い

月のうさぎのように、明るく長い年月を。

長く生きる →

01

由来

古い中国では、月には兎がいると考えられ、月そのものも「玉兎」と呼ばれてきました。日本では十五夜の満月に、兎が餅をつく姿が描かれてきましたが、これは中国で兎が不老不死の薬をつく姿に重ねたものと考えられています。布の上では、こんもりとした丸い土の形の中に、花と兎を収めた文様がよく知られ、「作り土」とも呼ばれます。その形の意味ははっきりしませんが、神が宿る場所や、老いない命への願いがこめられていたのでは、ともいわれます。

02

帯の上では

花と兎を丸い土の形に収めた文様は、茶人に選ばれてきた名物裂の金襴として知られ、帯にも織られてきました。桃山から江戸時代にかけて、兎の柄は布の上に盛んにあらわれるようになります。

03

贈るなら

お誕生日や、お月見の季節に。これからも明るい年月を重ねてほしい人へ。

持ち帰る言葉

玉兎(ぎょくと)

月の古い呼び名。月に兎がすむと考えられたことからきています。

二つの問い

兎の柄にはどんな意味がありますか。

月のうさぎのように、明るく長い年月を。お誕生日や、お月見の季節に。

兎の柄はどこから来ましたか。

古い中国では、月には兎がいると考えられ、月そのものも「玉兎」と呼ばれてきました。日本では十五夜の満月に、兎が餅をつく姿が描かれてきましたが、これは中国で兎が不老不死の薬をつく姿に重ねたものと考えられています。