
01
由来
八角形と四角形を交互に組み、上下左右へつないでいく柄です。中国の蜀の地を流れる蜀江で糸をさらした、あるいは鮮やかな赤に染めたと伝えられる錦があり、その名から蜀江錦と呼ばれました。日本には室町時代に多く渡ってきたとされ、やがて赤を基調に八角と四角を組んだ錦が、蜀江錦と総称されるようになりました。八角形は天と地をひとつにまとめた形とされ、四方八方へゆきわたって地を鎮める形とも考えられてきました。
02
帯の上では
蜀江の錦は、八角の中に花や竜などを織り出してきました。地を鎮める形として、能や神事で国の安らぎを願って演じられる翁の装束に、蜀江錦が用いられます。帯では、八角の中に唐花を収めた蜀江文様が、丸帯にも織られてきました。仏を守る四天王の鎧は、この八角と四角の組み方でつくられたという説もあります。
03
贈るなら
暮らしの場所を移すときや、節目の年に。まわりの日々が落ち着いていてほしいと願う人へ。
持ち帰る言葉
蜀江錦(しょっこうにしき)
蜀江の名をとった錦。赤を基調に、八角と四角を組んだ華やかな織物です。
二つの問い
蜀江の柄にはどんな意味がありますか。
四方八方に、穏やかさがゆきわたりますように。暮らしの場所を移すときや、節目の年に。
蜀江の柄はどこから来ましたか。
八角形と四角形を交互に組み、上下左右へつないでいく柄です。中国の蜀の地を流れる蜀江で糸をさらした、あるいは鮮やかな赤に染めたと伝えられる錦があり、その名から蜀江錦と呼ばれました。



